美容師のためのヘアカラー色彩学
美容師のための色彩学
美しいサロンヘアカラーを提案するために必要な色彩学。
お客さまにヘアカラーについてプロとして、クオリティを維持するために知識が大切です。
目次
01.明度について
02.彩度について
03.色素について
04.色相について
05.髪質に合うヘアカラー
06.まとめ
明度について
ヘアカラーにおける明度とは・・・明るさや暗さを指していることをいいます。
明度の対比つまり白と黒色明るい色は白、暗い色は黒
■明度の対比
ヘアカラーの色をみるときは、単色で色を判断し見ることはありません。
壁の色やまわりの明るさで判断します。
バックが白い場合はブラウンが明るくみえ、色が暗い場合は暗く見えます。
実際の色よりも暗く見えたり暗く見えることを「明度対比」といいます。
周囲の色が明るいと中心のものは小さく見え暗いと大きく見えます。
クロバックの場合灰色は明るくみえ、白バックの場合灰色は大きく見えます。
周囲の色とのバランスによって明度差が変化します。
彩度について
ヘアカラーにおける彩度とは・・・色味の鮮やかさを市指しています。、
また、鮮やかに見えたりうすく見えたりします。
このような色が異なって見えることを「彩度対比」といいます。
■彩度の対比
鮮やかな色がまわりにあると中心の色がうすく見えたり弱々なります。
鮮やかさがない色に囲まれていると中心が濃く鮮やかに感じます。
色の濃い茶色に中心が薄い茶色ですと弱々しかく見え、
くすんだ薄いグレーは中心の薄い茶色が鮮やかに見えたりします。
色相について
ヘアカラーにおける色相と・・・色合いや色の相性によって見える変化をいいます。
赤を背景にしたオレンジは少し黄色を帯びた色に見え、
オレンジを背景にした赤は少し赤色を帯びた色に見えます。
■色相の対比
背景の色が補色の場合は目の錯覚でちがった色に見えることを「色相の対比」といいます。
赤が背景にある場合の黄色が帯びて見え、黄色が背景にある場合の赤味が帯びて見える。
本来見える色がちがった色に見える。ブルーが背景にした赤は鮮やかに見えたりします。
周囲の交わる部位は境がなくなりはっきりしなくなります。
このような状態を「補色の対比」といいます。色の持つ力・印象
髪質に合うヘアカラー
■赤メラニンに合う髪質「硬い太い髪質」
黒い・硬い・多い・太い髪質の方は、メラニン色素の量が多いので、
赤みが出ます。そんなあなたに似合うヘアカラーはレッド系、オレンジ系です。
硬い・太く・髪が多い髪質はメラニン色素量が多く赤味が出てきます。
似合う配色はまろやかな赤味のミルキーやウォーム系(赤味の薄い色)などが、
おすすめの色味です。
■黄色メラニンに合う髪質「やわかく細い髪質」
茶色・やわかい・少なく・細い髪質の方は、メラニン色素量が少なく黄色が出てきます。
似合う配色は透明感のあるブルー系やアッシュ系などが、
おすすめの色味です。
*髪質に合うヘアカラー色の傾向はヴェール感がツヤ感のある色合いが人気です。
昨今は明るい10トーン以上のトーンを希望する。
いわゆる”うすい色味”を希望する方が増えています。
まとめ
色については面積や背景や中心の位置などで異なる色に見えたりします。
この次はこのような色の変化を勉強します。
流山市にある美容室です。ヘアサロンウェーブです。
最新ヘアケアから美容情報を更新しています。