ホット系(デジタルパーマ)パーマを使いこなす

行程があって奥が深いホット系パーマ

髪の損傷・行程が複雑・時間がかかるなど、
コールド系パーマに比べ使いやすさという点で、

敬遠しがちなパーマですが、工程や施術に工夫を加えることで、
手入れのしやすいパーマが可能になります。

ホット系パーマとコールド式パーマを使いこなす方法もあわせてご紹介。

デジタルパーマ)パーマ画像

目次

1.縮毛矯正やヘアカラーで傷んだ髪質に合うホット系パーマ

2.セミ・ロングなどカール感を出すホット系パーマ

3.ショートヘアでもホット系パーマはキレイにかかるのか?

4.縮毛矯正&パーマの「マークコンティ」

5.縮毛矯正&カールの「すとかる」

6.まとめ


縮毛矯正やヘアカラーで傷んだ髪質に合うホット系パーマ


■低温でつけ巻きでワインディング

傷みが強い髪質の場合は、ホット系パーマを普通毛で施術しますと、
薬剤が強く反応し細かくウェーブがかかり修正が不可能な状態に。

こういった髪の状態にならないような施術法がホット系パーマの使い方が、
「つけ巻き+低温でホット系パーマ」をご紹介します。

つけ巻き+低温でホット系パーマ施術法

1.ロッドの太さは大き目を選択します。必要以上にかからないようにするためです。

2.一剤には薬剤の浸透のための放置時間は必要ありません。
つけ巻きし低温(50°-60°)から10分前後のタイムでOK

3.テストカール5分で確認します。
温度センサーで毛髪の温度を図ります。強くかかることを防ぐためです。

4.普通毛に比べ倍近くでパーマがかかり、チリツキがなく大きなウェーブ状でパーマがかかります。

一般的に強く傷んだ髪質にコールド系パーマでかけても、
細かいウェーブになることが多くキレイにはかかりません。

そこで、ホット系パーマの「つけ巻き+低温でホット系パーマ施術法」によって、
傷んだ髪質でもかかります。ぜひ試してみてください。

注意:ロッドの選定・放置時間・温度など守ってください。

ホット系パーマ画像

セミ・ロングなどカール感を出すホット系パーマ


■巻いたような大きなカール感

ホット系パーマを代表するデジタルパーマの大きな魅力は、
コールド系パーマでは出ずらい大きなフンワリ感のあるパーマにあります。

温熱と薬剤の効果によってもたらす質感がこのウェーブ感を表現します。

メーカーによって薬剤の種類がちがいがありますが、
できればコスメ系(オオヒロ)からでているタイプをおすすめします。

髪の負担を最小限に迎えコスメの一番の特長である。
スパイラル状にかかるからです。

また、パーマのベースを作る「カット+ソギ」が重要です。
パーマの質感のベースはカットに集約されています。

キレイにパーマがかかってもカットベースがうまくいかないと、
手入れのしやすい質感が得られないからです。

point

1.コールド式では出ない質感。巻いたような大きなカール感がホット系パーマの一番の特長。

2.薬剤はメーカーによってちがいがコスメ系パーマが相性が良い。

3.ベースであるカットのソギを適切に施術する。

*コールド式パーマとのちがいを理解できますね。

ホット系パーマ画像

ショートヘアでもホット系パーマはキレイにかかるのか?


■トップに3回転以上の長さが必要

ショートヘアの場合トップに一定以上の長さが必要です。
パーマはロッドが3回転以上あってはじめてウェーブ感が得られます。

3回転以内は頭皮にロッドが近すぎ火傷の可能性があって、
ウェーブがうまく表現できません。

トップにボリュームをだすヘアデザインであれば、
ホット系パーマでしか出ない質感なのでGOODです。

ただ、ショートに関してはムリにホット系パーマでなくても、
コールド式パーマでも問題はありません。

ロッド画像

縮毛矯正&パーマの「マークコンティ」


■クセ毛を伸ばしてカールがほしい方

「マークコンティとは」

マークコンティとは縮毛矯正とパーマ(ウェーブ)の新メニュー!
しっかりウェーブや持ちのよいカールのミックス。

お客さまのニーズを満たすマークコンティHPはこちら→

ヘアサロンウェーブのホームページでも画像と詳細説明しています。
マークコンティに合うヘアデザインは、
肩につくセミロングがちょうど良い長さです。

背中くらあればデジタルパーマのカール感が表現でき活かされてきますが、
肩くらいの長さはコールド式のロッドのほうが表現できます。

ホット系の場合毛先だけのパーマですと回転数が3回転以内になってしまい、
必要なウェーブが出てこないからです。

↓下の画像は実際のマークコンティの仕上げ画像です。↓

マークコンティ画像

縮毛矯正&カールの「すとかる」


■縮毛矯正でもカールとボリュームをプラス

「すとかるとは」

すとかるとは髪の中間と根元は縮毛矯正を、毛先はカールというメニューです。
縮毛矯正だけでは髪がストレートになりすぎ、固い感じになります。

「すとかる」の場合は巻いてもいいですし、
そのままブローしても毛先にカールがしやすいメニューです。

毛先のカール部分はアイロンでカール感を表現します。

クセ毛を迎えカール感のあるメニューHPはこちら→

髪質的に一番多い方はクセ毛があって猫毛のような方。
ストレートにしたいけどボリュームは残してほしい。

全体が「ペッタン」としたストレートでは、
老けて見えるので一定のボリュームを出す「すとかる」ニーズがあります。

または、縮毛矯正をかけてもカールが欲しい方にも評判がいいようです。

↓下の画像は実際のすとかるの仕上げ画像です。↓

すとかる画像

まとめ


ホット系パーマでいままでのパーマ液ではできない質感を得ることが可能に、
適切な施術方法を理解してはじめて活用できる。

髪が強く傷んでパーマがかからなかった人がキレイにかかったり、
縮毛矯正とパーマをミックスしていままでできなかったパーマ表現が可能に。

そこにいきつくにはホット系パーマの深い知識と、
経験があってはじめて使いこなすことができます。

プロの方や一般の方の参考になればと思いブログをまとめてみました。

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