すとかる(ストレートパーマ)
◎すとかるとは?
すとかるとは髪の中間と根元は縮毛矯正を、毛先はカールというメニューです。
縮毛矯正だけでは髪がストレートになりすぎ、固い感じになりますが、「すとかる」の場合は巻いてもいいですし、そのままブローしても毛先にカールがしやすいメニューです。
すとかる 施術工程
1.カウンセリング
お客様の髪の状態を確認します。カラーやパーマなどによるダメージ度を把握し、ヘアスタイルとケミカル(髪に合う薬剤)の選択から、お客様の求めるデザインをご提供します。
2.毛髪診断
毛髪診断です。髪が吸水性・撥水性、軟毛・硬毛かをここで判断します。お客様によりハイダメージの場合に関しましては、髪を保護しながら適切な処理を行います。
3.シャンプー
お客様のパーマやカラーヘアから発生する酸化や汚れを洗い流して、トリートメント効果の出やすいコンディションにします。
4.前処理
髪の傷んでいる毛先部分に、髪に不足しているタンパク質を塗布します。これにより毛先から根元までが均一に薬剤が浸透し、お客様が求めるヘアデザインが得られ、パーマの持続性も同時に高まります。
5.ルカハード塗布(縮毛矯正部分)
髪の中間から根元の傷みが無い部分に、髪のタンパク質を補いながら、穏やかに髪の芯まで薬液を浸透させて、髪の傷みを最小限に抑えたストレートの土台を作ります。
6.毛先をのばす
髪の毛先の傷んでいる部分のパーマはかかり易い為、中間部分よりも髪にソフトな薬液を使用します。この部分はカールで髪に動きを与えます。
7.軟化チェック
髪の中間から毛先のかかりを軟化チェックしていきます。軟化チェックとは、薬剤の浸透具合を確認することで、これによりパーマの強弱が決定します。
8.中間水洗い
弱めの水圧で水洗をして、全体をよく濯ぐことで、次のアイロンとカールでの負担をかけないように、トリートメント剤を十分に髪に浸透させます。
9.中間処理剤塗布
ドライ前に毛先の傷んだ部分に、髪をアイロンカールの仕上がりを良くするミスト剤を塗布していきます。
10.アイロンプレス
アイロンを施す部分に保護オイルを塗布し、中間から根元はストレートのアイロンプレス、毛先は「すとかる」専用のカールアイロンで巻いていきます。
11.2液塗布
アシッドトリートメントを塗布した後、全体に2液を塗布していきます。毛先はロッドやピンカールで巻いていきます。
12.ナチュラルドライ
ロードライの仕方は、指で毛先を巻き込みカールを作ります。仕上げの感じがカーラーで巻いたような質感に簡単に自分で出来るのが「すとかる」の特徴です。
13.ホームスタイリング
ご家庭でもお手入れを短時間で簡単に仕上げたい方には、マジックカーラーをオススメします。
すとかるとは簡単にボリュームが出せる縮毛矯正です。
すとかるのメリット
- 縮毛矯正とパーマ(大きくフワリ)をかけたい方向けです。
- 巻いてもナチュラルに手入れが簡単です。
- 縮毛矯正やヘアカラーで傷んだ髪の人に向いています。
- ただし、薬剤の軟化やデジタルパーマの放置は通常の半分でいいです。
すとかる+デジタルパーマのデメリット
- 傷んだ髪の方には、薬剤やデジタルパーマの放置タイムをオーバーすると、チリチリになって手におえなくなります。
- ケミカル(薬剤)やデジタルで熱を加えることで、傷みがハードになることがあるので、美容師の経験やケミカルの知識が必要です。